外部病院に不当報酬要求のメール 懲戒解雇の旭川医大元教授

 医学部教授による不正報酬受給が相次いだことを受け、28日に記者会見した旭川医科大学(北海道旭川市)は、懲戒解雇された元教授が医師を派遣した外部の病院に不当な報酬の支払いを要求するメールを送っていたと明らかにした。

 大学の顧問弁護士によると、元教授は2018年8月、外部の病院に対し、医師派遣に関連した業務の日当として金銭を支払うよう要求するメールを送信。医師派遣の権限を持つ優位な立場を利用し、派遣の打ち止めを恐れる病院から金銭を受け取っていた。

 元教授はこの名目で計5病院から金銭を受領したと説明しており、大学側は「極めて悪質な行為」と批判している。


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