西濃運輸を書類送検 駐車場に歩道設置せず死亡事故

 大阪労働局は16日、事業所のトラック駐車場に歩道を設けていなかったとして労働安全衛生法違反の疑いで、法人としての西濃運輸(岐阜県大垣市)と松原支店(大阪府松原市)の男性管理職(59)を書類送検した。9月に男性社員が大型トラックにひかれて死亡する事故があり、羽曳野労働基準監督署が調査していた。

 大阪府警によると、事故は支店の駐車場で発生。自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、駐車しようとしていた関連会社社員の男が現行犯逮捕された。

 西濃運輸は「亡くなられた方と家族にお悔やみ申し上げる。真摯に受け止め、労基署の指導を順守する」としている。


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