あおり運転、年明けに厳罰化へ 免許取り消し、懲役刑も

あおり運転厳罰化のポイント

 警察庁は6日、道交法を改正してあおり運転を定義し、罰則を創設する方針を自民党の交通安全対策特別委員会で明らかにした。違反1回で15点以上として免許は即取り消し、再取得までの欠格期間は1年以上、罰則は懲役刑も想定している。

 悪質なドライバーが死傷事故を起こす前に厳正に処罰してあおり運転の抑止につなげる考えだ。委員会での議論も踏まえて細部を詰め、年明けの通常国会に関連法案を提出する。

 示された案などによると、車間距離保持義務、急ブレーキの禁止など既存の違反を「通行の妨害目的」で行い「交通の危険を生じさせる恐れ」を引き起こした場合に、あおり運転として定義する。


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