園児160人が転園へ、大阪 わいせつ事件余波でこども園休園

 大阪府八尾市の認定こども園で今年6〜7月、30代の保育士の男が園児への強制わいせつ容疑で逮捕された事件に絡み、運営に不満を持った保育士のほとんどが退職を希望し、来年度から休園する方針であることが1日、関係者への取材で分かった。保育士を確保できないため、来春卒園する約40人を除く約160人が転園を余儀なくされる。

 関係者によると、逮捕された男は、園長夫婦の息子で、既に起訴された。他の保育士は「運営体制に不満」「事件を隠そうとした」などとして退職を希望しており、来年度以降は認定こども園の基準を満たせなくなるため、同園は10月、保護者に来年度の休園を通知した。


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