ジャパンライフに保全命令 東京地裁、財産散逸防ぐ 

 磁気治療器の預託商法を展開したジャパンライフ(東京)が昨年末、2千億円超の負債を抱えて事実上倒産した問題で、東京地裁が9日、財産の散逸を防ぐため同社に保全管理命令を出したことが関係者への取材で分かった。今後、破産手続きに入る可能性が高い。

 顧客らの相談に乗ってきた「全国ジャパンライフ被害弁護団連絡会」の弁護士らが破産に向け、準備を進めていた。ジャパンライフ側はこれまで倒産を否定し、事業を継続すると顧客に説明していたが、9日、千代田区の本社前には保全管理命令が出されたとの告示書が張り出された。破産手続きが進めば、巨額の消費者被害事件に発展する見通し。


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