自動運転機能の過信禁物、警察庁 ハイビーム活用も、交通教則改正 

 警察庁は20日、交通ルールやマナーをまとめた「交通の方法に関する教則」を改正、自動ブレーキなどを備えた先進安全自動車(ASV)を運転する際、自動運転機能を過信しないよう呼び掛ける内容を盛り込んだ。ヘッドライトを上向きにするハイビームの活用も明記。教則に強制力はないが、10月下旬に公布、来年3月12日に施行し、一層の安全運転を求める。

 ドライバーが操作しなくても走行する自動運転車の開発を自動車メーカー各社が競う中、自動ブレーキなどへの過信が原因とみられる事故が昨年12月から今年6月までに国内でも2件発生しており、ドライバーの注意喚起が必要と判断した。


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