望洋 投手陣崩れ力負け 序盤の好機生かせず 第82回選抜高校野球大会

 第82回選抜高校野球大会第5日は27日、甲子園球場で1回戦を行い、本県の東海大望洋は2-9で大阪桐蔭(大阪)に敗れた。自由ケ丘(福岡)大垣日大(岐阜)が勝って2回戦に進んだ。

 春夏を通じて初出場の自由ケ丘は昨秋の関東大会王者の東海大相模(神奈川)に4-2で競り勝った。1-1で迎えた八回に外野の走者一掃の三塁打で3点を勝ち越した。

 昨秋の明治神宮大会覇者の大垣日大は21世紀枠の川島(徳島)に延長十回、3-2でサヨナラ勝ち。

 ▽1回戦

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
大阪桐蔭(大阪) 0 3 0 1 0 0 0 1 4 9 12 1
東海大望洋(千葉) 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 8 2

(桐)福本、中野、山中響-江村

(望)長友、尾沢、長友-坂本

 【評】東海大望洋が力負け。先発長友は制球の乱れが響いた。二回に四球から1死二、三塁のピンチを招くと、失策も絡み3失点。九回も3四球で満塁 とされ、4点を失った。打線は8安打を放ち四、七回を除き出塁したが、つながりを欠き併殺崩れと内野ゴロによる2点にとどまった。

 大阪桐蔭は7番西田が2本の三塁打を放つなど5打点の活躍だった。

■悔しさ残る夢のマウンド 長友昭憲

 制球が乱れ、勝負球はとらえられた。東海大望洋の長友昭憲は8回1/3を投げ9失点。「悔しい気持ちがある」。エースは初めての甲子園をそう振り返った。

 二回の3失点と九回の4失点。ともに相手7番に長打を許したが、きっかけはいずれも先頭への四球だった。力みから上体が前に傾き、ボールが高く浮いた。「自分で出した四球が一番痛かった」。致命的な失点につながり肩を落とした。

 全国のレベルの高さも痛感させられた。「かなり低い球を拾われた」。九回に浴びた走者一掃の三塁打は、自信を持って内角低めに投げたスライダーを完ぺきにはじき返された。打球は右翼手の頭を越え「相手との力の差はかなり大きい」とつぶやいた。


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