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マイナー競技、SNSで発信 空手・植草、普及へ“広告塔” ハンドボール・土井「まず個人に興味を」 【ちばいろ】

「レミたん」の愛称で活動する土井レミイ杏利のTikTok投稿動画の一部
「レミたん」の愛称で活動する土井レミイ杏利のTikTok投稿動画の一部
全日本選手権団体優勝後に記念写真を撮る植草歩(左下)=2019年12月、高崎アリーナ
全日本選手権団体優勝後に記念写真を撮る植草歩(左下)=2019年12月、高崎アリーナ

 自分が取り組む競技の魅力を高めようと、SNSで写真や動画を発信する選手が増え始めた。第一線で活躍する千葉ゆかりの選手も多く、八街市出身で空手の東京五輪女子組手代表を決めていた植草歩は、写真共有アプリ「インスタグラム」を頻繁に更新している。

 「もっと空手が好きな人が増えてほしい」。植草は自ら広告塔となり、五輪新競技の認知度普及につなげている。大会やイベントに参加した写真や、得意の「突き」の風圧でろうそくの火を消す動画など千件以上を投稿。試合の真剣な表情とは違った素の笑顔も見ることができる。

 昨年12月に千葉の4連覇に貢献した全日本選手権の表彰後はスマートフォンとメダルを手に走り回り、仲間と“映える”写真の撮影を繰り返していた。フォロワー数は約4万人、常時約3千件の「いいね」をもらうなど人気は高い。

 圧倒的なフォロワー数を誇る選手と言えば、多古町出身の土井レミイ杏利だ。五輪に出場するハンドボール男子日本代表の主将で、ショート動画配信アプリ「TikTok(ティックトック)」のフォロワー数は46万人を超えた。

 「面白さがなければ一般の人は見ない」と、内容はあえてハンドボールとかけ離れたコミカルな動画ばかりを投稿する。1秒のために制作時間30分を費やした動画もあるという。

 「マイナー競技を知ってもらうにはまず個人に興味を持ってもらう必要がある。競技の面白さを伝えるのはその後」と土井。フォロワーがリーグ観戦に訪れるなど普及へ少しずつ効果が現れ始めた。

 SNSはメディアを通じなくても手軽に情報を発信できるツール。使い方次第では競技普及への起爆剤となる可能性を秘めている。


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