麗澤大初切符狙う 前回悔しさ胸に「千手必勝」 26日、箱根駅伝予選会

箱根駅伝予選会に向け練習する麗澤大の選手たち
箱根駅伝予選会に向け練習する麗澤大の選手たち
練習中、選手に声を掛ける山川監督
練習中、選手に声を掛ける山川監督

 東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の予選会は26日、東京都の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園にゴールするコースで関東の43校が参加して行われる。千葉県関係では、昨年あと一歩届かなかった麗澤大(柏市)が初の本大会出場を狙う。各校上位10人の合計タイムで争われ、上位10校が出場権を得る。

 予選通過枠が11校だった昨年、麗澤大は11位と1分50秒差の12位。タイム、順位ともに過去最高だったが次点となり、箱根路を走ることができなかった。チームは悔しさを胸に、この1年を過ごしてきた。

◆着実に成長

 創部15年目。2016年は予選22位、17年が15位と着実に箱根に近づいている。17年から指揮を執るのが山川達也監督。福井県出身で現役時代は箱根駅伝とは無縁だったが、中京大卒業後、愛知・弥富(現・愛知黎明)高を指導し、当時無名だった同校を県内トップクラスへと引き上げた。

 35歳の指揮官は、学生に寄り添った指導がモットー。不調の選手がいれば一対一で話し合うなど、モチベーションアップに努める。「練習ができない選手を叱りつけてもついて来ない。卒業までどう頑張らせ、やり切らせるかが大事」。自らも寮に住み、選手と壁のないチームづくりに心を砕く。

 練習環境の整備も躍進を支えている。昨年7月、全天候型の400メートルトラックが寮の隣に完成。練習で使用している学内にあるゴルフ場と合わせ、本格的なスピード練習から芝生上でのジョギングまで練習の幅が広がった。6年ほど前には寮の食事もアスリート向けに改善され、けがや貧血予防につながっている。

◆8位以内目標

 8位以内での予選通過が目標。エースの国川恭朗は前回の箱根駅伝で、山川監督率いる関東学生連合に選出され4区を走った。今季も順調に力を付け「先頭を走っている姿で、後ろの仲間に勇気を与えたい」と意気込み、チームをけん引する。

 エントリー選手のうち予選経験者は8人。佐原白楊高出身の萩原新は3年連続で、監督からの信頼も厚い。夏場は約1カ月半の高地合宿で1日50キロを走破。早大、中大といった名門校も参加する予選会は混戦必至だが、主将の宮田僚は「やれることはやった。あとは気持ちが強い大学が勝つ」。手応えと自信を口にする。

 チームスローガンは「千手必勝」。多くの準備をした者が勝利するという意味の造語だ。悲願達成となれば、本県に練習拠点を持つ大学として3校目の箱根駅伝出場となる。


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