1万6千人海橋駆ける 潮風、富士山が後押し 【ちばアクアラインマラソン2018】

  • LINEで送る

アクアラインを快走するランナー=21日
アクアラインを快走するランナー=21日
「ちばアクアラインマラソン」で高速道路「東京湾アクアライン」を走るランナーたち=21日(共同通信社ヘリから)
「ちばアクアラインマラソン」で高速道路「東京湾アクアライン」を走るランナーたち=21日(共同通信社ヘリから)

 東京湾アクアラインを舞台にした「ちばアクアラインマラソン2018」(県・県教委主催、千葉日報社など後援)が21日開催され、約1万6千人のランナーが海上の橋から望む大パノラマを眼前に、潮風を受けて疾走した。木更津市、袖ケ浦市にまたがるコース沿道には地元住民ら約36万人(実行委員会発表)が繰り出し声援。外国人ランナーは前回より100人余り増え、出場は過去最多の約600人。本県が8競技会場となる東京五輪・パラリンピックまで2年を切り、歓迎や受け入れ態勢も確認する絶好の機会で、約5千人のボランティアが奮闘した。   

 2年ごとの開催で4回目。雲一つない澄み切った秋晴れに恵まれ、海越しに富士山の雪化粧姿も。スタート地点の木更津市の潮浜公園前では、森田健作知事の号砲で、まず車いすハーフの4選手がスタート。午前10時から12分かけて他の出場者が次々と駆け出した。

 9キロ過ぎからアクアラインに入り、海ほたるパーキングエリアで折り返す往復約10キロの眺望を満喫。フルの完走率は男子が87・50%、女子は78・54%。ハーフの完走率は男子96・64%、女子91・08%だった。

 フルの男子は3回目の挑戦となった川内鮮輝さんが2時間22分11秒で初優勝し、女子は山口遥さんが2時間46分34秒で2連覇。ハーフは男子をナッタウット・イヌムさん(タイ)、女子を森川千明さんが制した。

 アクアラインは午前8時半から午後1時半まで通行止め。周辺も交通規制が敷かれたが、大きな混乱はなかった。ランナー向けに県産果物などを提供する「おもてなしスポット」が3カ所用意され、交通整理や給水補助に今回も約5千人のボランティアが参加。県は東京五輪・パラ時に交通や観光案内を担う都市ボランティアの人材も募った。

 閉会式で森田知事は「ランナーには青空が最高の贈り物となり、もてなしや警備も一致団結してできた。五輪・パラの機運盛り上げに結びつく」と手応え。次回5回目の開催は「地元の皆さんの熱意を受ければ、ぜひ検討したい」と前向きな姿勢をみせた。