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千葉市職員の子育て支援へ 性別問わず不妊治療休暇 男性の園お迎え100%目指す

 千葉市は、全職員を対象にした第4期の子育て支援計画(期間・今年4月~2025年3月)を策定し、公表した。職員の性別を問わず、不妊治療に取り組むための特別休暇を初めて導入。保育園などに最低でも月に一度は「お迎え」に行く男性職員の割合を計画期間中に100%にするなど新たな数値目標も掲げた。

 同計画は次世代育成支援対策推進法に基づき05年3月に第1期を策定。今年3月に期間満了となった第3期は、所属長を仕事と家庭の両立を推進する「イクボス」と位置付け話題に。その効果か、18年度の男性職員の育児休業取得率は約65%に達した。

 第4期の計画は、第3期までの「ワーク・ライフ・バランス」から一歩進めて「ワーク・ライフ・マネジメント」の視点を採用。市給与課は「仕事と家庭のどちらかを選ぶのではなく、両立する考えに転換した。介護をしている職員もおり、多様性を認め合う職場づくりを目指す」と説明した。

 不妊治療のための特別休暇は男女を問わず年間6日に設定。同課は「治療を考えるきっかけになる」としており、取得の際は職員のプライバシーに最大限配慮するよう管理職に求めた。

 保育園やこども園などに子どもを迎えに行きやすくするため、職員の勤務パターンを拡大。これまで午前8時半と同9時の2パターンだった勤務開始時間を、早出・遅出が可能になるよう同7時半から同9時半までの間で6パターン設けた。勤務パターンの拡大は新型コロナウイルスの感染予防で、2月19日から先行実施した。

 イクボスと係長らイクボスサポーターは職場のスケジュールを調整して、職員に必ず年間5日以上の年休を取得させることを明記。また、職員が先輩職員から子育てや介護の経験談を聞く機会の他、若手職員らを対象に将来のキャリア形成に役立つ研修の開催を検討していくとした。

 数値目標は24年度に男性職員の育児休業取得100%を掲げた。男性職員の「お迎え率」や学校・地域行事への参加、平日に子どもと一緒に夕食を取る頻度などの数値目標を新たに設定。現在、約40%の男性職員が月に一度もお迎えに行っておらず、配偶者がフルタイムで働いている家庭でも約28%が行っていない。

 同課は新しい数値目標について「子どもを取り巻く環境に男性職員が参加することで、触れ合いや会話の機会が増える」と期待。その上で「職員が笑顔でいきいきと働くことにより生産性が上がる。その結果はサービス向上で市民にも還元されていく」と話した。


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