スマホ、タブレット詐取 稲毛区職員を懲戒免職 千葉市

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職員の懲戒免職処分を発表し、謝罪する大野和広総務部長(右)ら=23日、千葉市役所
職員の懲戒免職処分を発表し、謝罪する大野和広総務部長(右)ら=23日、千葉市役所

 千葉市は23日、自分や妻名義で契約したスマートフォンとタブレット端末計12台を知人の男性(48)に渡したなどとして、同市稲毛区役所地域振興課の佐瀬重幸主査補(48)を懲戒免職処分とした。主査補は7月に詐欺容疑で県警に逮捕されたが、千葉地検は不起訴(起訴猶予)処分としていた。

 市によると、主査補は昨年10月から今年4月まで、市内の携帯電話販売店で自分や妻が使うように装って契約したスマホとタブレット端末を知人男性に譲った。同5月24日には必要がないのに市内の病院を受診し、処方された向精神薬を男性に渡した。

 主査補は同区役所で窓口を担当していた際に男性と知り合い、会食を機に男性から「仕事で必要」と携帯電話の提供を再三求められた。市の聞き取りに「脅されたり、弱みを握られたりしたわけではないが、何度も執ように依頼され(断ると)仕返しされるかもとの恐怖心から応じてしまった」と説明したという。

 市の大野和広総務部長は「市政に対する市民の信頼を著しく損ねおわびする」と謝罪。市コンプライアンス推進室の高木健司室長は個人の倫理意識の欠如が原因とした上で、再発防止に向けて「地道に法令順守や倫理意識の向上を図りたい」と述べた。