高さ5~6.5メートルを目安に 九十九里沿岸の防潮施設で千葉県

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 東日本大震災で甚大な津波被害を受けた九十九里沿岸部の防潮施設の高さについて、千葉県が5~6・5メートルを目安に検討していることが19日、分かった。同日開かれた千葉東沿岸海岸保全基本計画検討委員会の第1回会議で県が明らかにした。県は、今回のような最大級の津波を基準としたハード対策は困難として「数十年から百数十年に1度発生する頻度の高い津波」を想定した。

 震災による津波では旭市で13人、山武市で1人が犠牲になったほか、住宅の損壊など大きな被害が出た。

 検討委は、震災の教訓を踏まえ、2003年8月に定めた千葉東沿岸海岸保全基本計画の見直しに向けた協議を行う組織で、銚子市から館山市まで16の沿岸市町村長や学識経験者ら24人で構成される。委員長には磯部雅彦東大大学院新領域創成科学研究科教授が就任した。

 この日の初会合で県は、基本計画の変更について、人命や財産の保護などの観点から「数十年から百数十年に1度発生する頻度の高い津波」を想定して進める方針を発表した。