ウクライナ食べて助ける 千葉市のカフェでイベント 料理3種、売上金で避難民支援 「戦争終わって」「報道見て心配」

ビーツを使ったウクライナ風のポテトサラダを受け取る客(右)=17日午後1時ごろ、千葉市稲毛区
ビーツを使ったウクライナ風のポテトサラダを受け取る客(右)=17日午後1時ごろ、千葉市稲毛区
ロールキャベツ(左)など彩り豊かなウクライナ料理3種
ロールキャベツ(左)など彩り豊かなウクライナ料理3種

 ロシア軍侵攻から逃れたウクライナの避難民を支援しようと17日、千葉市稲毛区のカフェで同国の料理を振る舞うチャリティーイベントが開かれた。来場者は食を通じて同国の文化に触れ、早期の戦争終結と平和への願いを新たにした。

 会場の「おりーぶ ねっくすと」(同区轟町)は、千葉市内で障害者福祉施設を運営する社会福祉法人「オリーブの樹」(同市花見川区、加藤裕二理事長)が運営。日頃から生活困窮者らを支援しており、この日のイベントも「福祉を担う人間として、苦しんでいる弱い立場の人を支援したい」(加藤理事長)と、同店の1周年に合わせ企画した。

 インターネットのレシピを参考に、ウクライナ料理店で試食もして作った同国風のロールキャベツ、ポテトサラダとカツレツの3種類(各300円)を、店内やテイクアウトで提供。同国料理に欠かせない香草「ディル」や野菜「ビーツ」は県産にこだわり、県内の青果店や市場で調達した。

 同日は正午の開店と同時に常連ら多くの人が来店、行列ができた。稲毛区の会社員女性(30)は「報道を見て心配していた。微力ながら応援したい」と家族分をテイクアウト。店内で舌鼓を打った同区の主婦、伏木宏奈さん(43)はコメの入ったロールキャベツにびっくり。「料理を通じウクライナを知りたくて来たが日本人にもなじみやすい味でおいしい。困っている人の助けになれば」

 学校に首都キーウ(キエフ)からの避難児童が転入してきたという同区の小学3年、佐藤ゆのさん(8)は「色がバラみたいできれい」とビーツを使ったサラダを楽しみ、「早く戦争が終わればいいのに」。母親は「応援の方法が分からなかった。食べて助けになるのは良かった」と語った。

 当日は計283食を販売。約8万5千円の売り上げは日本ユニセフ協会を通して避難民の支援に役立てられる。加藤理事長は「予想以上の反響。関心が高い」と手応えを感じていた。

 同法人は来月14日、運営する食堂「花まんま」(同区穴川)でもイベントを開く予定で、千葉県内のウクライナ避難民と協力して新メニューを提供する計画もあるという。


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