抗体量、3回目接種で最大38倍に 新型コロナワクチン、重症化リスク減に「効果を確認」 千葉大病院検査

千葉市の神谷俊一市長は自らモデルナ社製のワクチンを打ち交互接種の安全性と早期接種を呼び掛けた=3月2日、同市稲毛区
千葉市の神谷俊一市長は自らモデルナ社製のワクチンを打ち交互接種の安全性と早期接種を呼び掛けた=3月2日、同市稲毛区

 新型コロナウイルスワクチン3回目接種により、抗体量が接種直前から最大で38倍に増えることが千葉大病院(千葉市中央区)の検査で分かった。2回目接種後と比べても10倍以上に増えた。コロナ重症化のリスクは抗体量に反比例し低下するとされ、同病院は「3回目接種の効果が改めて確認された」としている。

 ワクチンの有効性などを研究する同病院の「コロナワクチンセンター」が、ファイザー社製ワクチンの3回目接種を受けた21~72歳の病院職員計1372人の血液を調べた。

 その結果、2回目接種後、抗体量の中央値は1ミリリットル当たり2060ユニットであったのに対し、3回目接種後は2万2471ユニットとなり、10倍以上に増加した。

 一方、2回目接種後から3回目直前までの8カ月間で、抗体量が約3分の1に減少していることも判明。3回目の接種直前と接種後を比べると、抗体量は38倍に増えたことも分かった。

 男女や世代別をみると、2回目接種後に女性は男性よりやや抗体量が増えやすい傾向があるが、3回目接種後には、年齢や性別にかかわらず抗体量が増加した。同病院の担当者は「2回接種した人は、ぜひ3回目の接種を」と話した。

 同センターは今後、接種を受けた職員がコロナに感染したかどうかも調査する予定。

 県疾病対策課によると、12歳以上の3回目接種率は37・7%。65歳以上の高齢者では76・1%が3回目接種済み(21日時点)。同課の担当者は「3回目接種をすることで重症化リスクがぐっと下がる。今後、3回目接種が本格化する若い世代でも可能な方はぜひ接種してほしい」と呼び掛けている。


  • LINEで送る