千葉県内で津波影響 13市町村に避難指示  共通テスト、東金で1時間開始遅れ 人や住宅への被害確認なし

16日午前4時35分ごろの飯岡漁港周辺。満潮に合わせて消防車両が警戒に回っていた=旭市
16日午前4時35分ごろの飯岡漁港周辺。満潮に合わせて消防車両が警戒に回っていた=旭市
飯岡漁港などを見渡せる刑部岬から海岸の状況を確認する旭署の警察官=16日午前6時27分、旭市
飯岡漁港などを見渡せる刑部岬から海岸の状況を確認する旭署の警察官=16日午前6時27分、旭市

 南太平洋・トンガ沖で15日、海底火山の大規模噴火があり、同日夜から16日にかけて、日本列島の太平洋沿岸で潮位が上昇する大きな変化を観測した。千葉県防災危機管理部によると、この影響で太平洋岸から東京湾沿いの銚子―館山―富津の18市町村に津波注意報が発令され、13市町村は避難指示を出した。市町村が開設した避難所には、4市町で最大58世帯60人が避難。けが人や住宅への被害はなかったが、大学入学共通テスト会場の城西国際大(東金市)は、交通機関の遅延によりテストの開始時間を1時間遅らせた。

 津波注意報が発令された18市町村は銚子市、旭市、匝瑳市、横芝光町、山武市、九十九里町、大網白里市、白子町、長生村、一宮町、いすみ市、御宿町、勝浦市、鴨川市、南房総市、館山市、鋸南町、富津市。午後2時には、全て解除された。

 市町村開設の避難所には勝浦市、一宮町、九十九里町、富津市の4市町で最大58世帯60人が避難した。

 交通にも影響が出た。九十九里有料道路は一時、全面通行止めになった。東京湾フェリーは始発から運航を見合わせ、午後3時20分ごろから順次再開した。

 JR千葉支社によると、内房線と外房線、東金線の一部区間で遅れや運休が発生。上下計33本が運休し、約3900人に影響した。

 大学入試センターは、城西国際大で1300人が60分、浦安市の明海大で1人が17分の繰り下げ対象になったとした。

 県は「津波注意報は解除されたが津波に伴う海面変動が観測され、今後も継続する可能性がある。海に入っての作業や釣りなどは十分な留意が必要で、気象庁が出す最新の情報をチェックして」と呼び掛けた。


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