2021年5月23日 05:00 | 有料記事

2015年11月、産官学共同で「イクボス」増加を目指す宣言書を手にする千葉市の熊谷俊人市長(中央)ら=千葉市役所
政府が男性公務員の育児休業取得率向上を掲げる中、千葉市は2019年度、政令市で断トツの92・3%を達成した。数字を押し上げたのは職員に「休まない理由」を聞き取るという発想の転換。子育て世代の市長によるトップダウンや管理職への研修で仕事と家庭の両立への意識付けを進めた。
「5カ月間は勇気が必要だったが、子どもの成長を見られて貴重な時間だった」。18年11月~19年3月に育休を取得した市職員の佐野孝洋さん(38)は振り返る。
妻も会社で働き、第3子誕生の際は佐野さんが育休を取ると決めていた。今も佐野さんが朝食を用意し子どもを保育園や小学校に送るという。「上司の理解があり、時短勤務や育休を気兼ねなく選べる環境は恵まれている」と話す。
千葉市の男性職員の育休取得率は16年度で12・6%だったが、翌17年度から職員が育休を取得しない場合に上司が理由を聞き取る調査を開始。取得は同年度28・7%、18年度65・7%と上昇した。19年度の数値は政令市で次に高かった福岡市(20・2%)と比べても圧倒的で、千葉市の担当者は「取らな ・・・
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