送別会、花見…気が緩む? 千葉県民、再拡大を不安視 <緊急事態宣言解除>

緊急事態宣言中のJR千葉駅前=千葉市中央区
緊急事態宣言中のJR千葉駅前=千葉市中央区

 21日の解除が正式に決定した1都3県対象の新型コロナの緊急事態宣言について、JR千葉駅前を行き交う県民からは「大変なことになるのでは」などと、宣言が約2カ月半続いたことで自粛ムードが薄まっていたところでの解除に感染再拡大を不安視する声が上がった。

 千葉市中央区の男性(72)は「解除するならば、PCR検査を広げるなど具体的な抑止策を示してほしい。飲食店の時短営業だけでは限界がある」と注文する。感染予防のため、この1年は趣味のカラオケを我慢。「収束が見えてきて生活が元に戻ればうれしいが、今は割り切って過ごしている」と話した。

 同区に住む妊娠9カ月の主婦(35)は「コロナ禍の中での出産になるので、感染しないよう気を張っている」。国や県などの自粛要請にもかかわらず、宣言期間が長引いたことで社会の自粛ムードは「既に薄れてきている」と感じており「解除したら大変なことになるのでは」と、さらなる気の緩みを案じた。

 出会いと別れの季節ならではの懸念も。市川市の男性会社員(50)は「今回の宣言では外出自粛も徹底されていなかったので、解除したところであまり生活は変わらない。ただ送別会や花見の季節なので、そこでコロナがまん延しなければいいが」と心配した。

 「新生活はどうなるかと思っていた。解除で少し気は楽になる」と話すのは、4月に社会人になるという市原市の男子大学生(22)。「また感染が広がり自粛期間が長引くのは避けたい。(感染に)気を付ける」と複雑な表情を浮かべた。


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