初詣も「密」回避 分散参拝呼び掛け 県内神社仏閣

成田山新勝寺の迎春対策会議であいさつする成田市の小泉市長=20日、成田文化芸術センタースカイタウンホール
成田山新勝寺の迎春対策会議であいさつする成田市の小泉市長=20日、成田文化芸術センタースカイタウンホール
正月三が日だけで300万人超が参詣する成田山新勝寺(過去の様子)
正月三が日だけで300万人超が参詣する成田山新勝寺(過去の様子)
参道には並ぶ場所を示したテープが貼られている=20日、香取市の香取神宮
参道には並ぶ場所を示したテープが貼られている=20日、香取市の香取神宮

 新型コロナウイルスの「第3波」が指摘される中、正月の初詣客を迎える県内神社仏閣が感染防止策に苦心している。密回避へ人の流れをツイッターで発信したり、定点カメラで混雑状況をライブ配信する寺も。分散参拝を呼び掛ける神社は「12月でも、2月でも神様の力は変わらない」と御利益をアピールする。

 全国屈指の初詣客数を誇る成田山新勝寺がある成田市は20日、関係機関による「迎春対策会議」の最終会合を開いた。初詣客は例年通り受け入れるが、大みそかから三が日にかけて大本堂の入場規制を行うなどの感染防止策を実施するとともに、混雑期を避けた分散参拝をPRしていくことを決めた。

 規制は大みそか午後10時から開始し、三が日は午前6時から午後6時まで実施。境内や駐車場、表参道の人の流れをツイッターで発信するサービスも。市観光協会は、成田観光館周辺など3カ所に定点カメラを設置して人出の状況をライブ配信し、混雑時期を避けての初詣を促す。

 市は、大みそかから1月末まで表参道の5カ所に人員を配置し手指消毒や検温など感染予防を啓発する。

 小泉一成市長は「成田にとって正月は書き入れ時であり死活問題。感染状況は大変厳しいが、しっかりと対策を取っていることをPRし分散参拝への協力を呼び掛けたい」と話した。

 新勝寺には三が日だけで300万人を超す初詣客が訪れる。

 三が日で65万人が訪れる千葉神社(千葉市中央区)は12月から来年2月までの分散参拝を呼び掛けている。マスク着用はもちろん、体調不良の場合は自粛を求めている。

 新年分のお札やお守りは12月1日から頒布。禰宜(ねぎ)の山本陽徳さんは「12月や2月に参拝しても神様の力は変わらない。ご安心ください」と呼び掛けている。

 三が日で約50万人が訪れる香取市の香取神宮も分散参拝を呼び掛け。参道には約80センチ間隔で白のテープを貼り、密にならないように並ぶ場所を指定。経路も一方通行にする予定。

 手を清める際に使うひしゃくは撤去し、拝殿内の祈祷(きとう)の人数制限を行うが、今後の感染拡大状況をみて対策を見直し、正式に決定するのは12月上旬という。

 担当者は「人が多い三が日や仕事始めの時期はできるだけ避けて参拝してほしい」と話した。12月31日の神事「大祓(おおはらえ)式」は出席者の数を減らして行う。

 香取神宮は全国に約400社ある香取神社の総本社として知られている。


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