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新型コロナウイルス情報

成田のホテルで療養開始 20日から入院中の軽症、無症状者 千葉県250室借り上げ 【新型コロナ】

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて不足する病床を確保するため、森田健作知事は16日の記者会見で、20日から軽症、無症状の患者を成田ゲートウェイホテル(成田市大山)で受け入れることが決まったと発表した。千葉県によるホテル活用の第1弾で、同ホテル全館を借り上げ、250室を患者の療養に使う。県内では東葛地域を中心に患者が急増。自宅などにとどまって入院調整中の人は15日時点で245人に上る。県はさらにホテルの借り上げを進める予定で、2千室分の確保に必要な予算措置も取ったが、確保完了のめどは立っていない。

 県によると、成田ゲートウェイホテルの全館借り上げは6月末まで。状況に応じて延長する。入院中の軽症、無症状者の移送を優先し、まず20日に5人ほどを受け入れる予定。病院からホテルまでの移送は県が行い、宿泊や食事の費用も県が負担する。

 同ホテルでは近隣病院の医師1人と看護師2人が毎日健康観察を行い、県職員30~40人が泊まり込みで弁当や生活用品を届けるなどの運営に当たる。看護師は24時間体制で勤務し、医師は必要に応じ対応する。

 感染を防ぐためゾーン分けをして、患者との接触はしない。県職員は備蓄していた防護服や手袋、マスクを着用し業務する。

 基本は個室だが、要望に応じて家族で使える部屋も用意する。原則、自室にとどまってもらうが、廊下で運動する時間は設ける。2回の検査で陰性になると退所が可能という。

 県内軽症者らのホテルへの移送方針を今月10日に示してから、開始するまで時間を要したことに、県の久保秀一健康危機対策監は「反省して迅速な対応をする」と話した。入院待機が2週間に及ぶ人もいる。

 森田知事は16日、同ホテルを含む宿泊施設2千室分の借り上げ費用、マスクや防護服の配備費など計32億1700万円を補正予算として専決処分した。全額を国庫支出金で賄う。


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