「1人殺してる」 県警把握も浮上せず 別事件で男 流山の女性強殺

 流山市で1997年、会社員、田島由美さん=当時(24)=が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された当時17歳の男(32)が、99年に柏市で起こした強盗致傷事件の際、被害者の女性に「俺は1人殺しているから、殺すことなんてなんとも思ってない」と脅していたことが20日、捜査関係者への取材などで分かった。

 柏市の事件は99年8月27日夕に発生。男は仲間と共謀してマンション8階の女性宅に侵入、帰宅した女性を包丁で脅してひもで縛り、現金やキャッシュカードを奪った上、放火した。同年9月9日に強盗致傷容疑などで逮捕され、その後、懲役15年判決が確定し服役していた。

 捜査関係者によると、県警は男の脅しの文言を把握し、関連事件を捜査。二つの事件は現場が約10キロと近く、マンション最上階が狙われるなど手口が似ていたが、発生時間の違いや柏事件に共犯者がいたことから関係を詳しく調べず、男は流山事件の捜査線上に浮上しなかった。


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