市柏高生死亡で第三者委初会合 市教委対応も調査

初会合を開いた柏市いじめ重大事態調査検証委=27日、柏市
初会合を開いた柏市いじめ重大事態調査検証委=27日、柏市

 柏市立柏高校で2018年12月、当時2年生の男子生徒が死亡した問題で、同市は27日、市役所で第三者による市いじめ重大事態調査検証委員会の初会合を開いた。

 委員は大学教授や医師、弁護士の計5人で構成。互選で会長に弁護士の福原亮氏、副会長に神奈川大学教授の安達和志氏を選んだ。

 会合は非公開で行われた。福原会長は終了後、報道陣に「次回は遺族から話を聞く。市教委の事故後の対応も調査対象になる。早く結論を出したいが不十分な内容ではいけない。『来年3月まで』というのは無理だろう」と話した。

 今後月1回程度の頻度で会議を開く予定。福原会長は男子生徒の死亡原因やいじめなどを巡り「市教委と遺族の話がかみ合っていない印象を受けている」とも述べた。

 男子生徒は同月5日未明、同校の中庭で頭から血を流して倒れているのが見つかり、間もなく死亡が確認された。父親によると、男子生徒は全国屈指の強豪として知られる吹奏楽部に所属していた。

 市教委は教職員や生徒を対象にアンケートや聞き取り調査を行ったが、原因究明には至らず、遺族は第三者による委員会での詳細調査を求めていた。

 この問題を巡っては、男子生徒の父親らが記者会見し、ほぼ無休で過度な負担を強いる“ブラック部活”などに起因する自殺だったとして、第三者の検証委が公平・中立な立場で調査するよう求めた。


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