ながら運転「絶対やめて」 12月から厳罰化 千葉県警 摘発昨年3万件 ゲーム中に死亡事故も

改正道交法施行で「ながら運転」が厳罰化された(写真はイメージ)
改正道交法施行で「ながら運転」が厳罰化された(写真はイメージ)

 スマートフォンなどを使用しながら車を走行させる「ながら運転」。千葉県警による取り締まり件数は10月末時点で2万5143件に上り、昨年1年間を下回るペースではあるものの、依然として違反者が後を絶たない状況だ。罰則が強化された改正道交法が今月から施行されたことを受け、県警はホームページに改正内容の概要を掲載して県民への周知を図るとともに、「大きな事故につながるので絶対にやめてほしい」とドライバーに訴えている。

 県警交通総務課によると、昨年1年間の取り締まり件数は3万2866件で、今年は現状のペースのままだと下回る見込み。ながら運転が関係する人身事故も相次いでいる。

 自転車を除く車のドライバーが過失の重い第1当事者となった人身事故で、携帯電話の通話や画像注視、カーナビの画像注視が確認されたケースは昨年142件あり、今年は10月末時点で98件。同様に昨年を下回るペースだが、県外ではながら運転による死亡事故も相次ぎ、引き続き気が抜けない情勢となっている。

 ながら運転は2016年に愛知県内で小学4年生だった男児が、スマートフォン向け人気ゲームを操作しながら運転していた男のトラックにはねられて死亡する事故などがきっかけになり厳罰化された。改正道交法では違反点数と反則金を引き上げ、懲役刑も重くなった。同課は「車は1秒間でも思った以上に進む。大きな事故を起こさないよう、スマホをいじりながらの運転はしないでほしい」と注意を呼び掛けている。

 一方、このほかの改正内容として、運転免許証の再交付では紛失した場合などに限らず、住所・氏名の記載事項変更や写真変更でも申請することが可能に。運転経歴証明書に関しては、運転免許証を自主返納した人だけでなく、運転免許を失効した人も交付申請ができるようになった。

 県警のホームページではながら運転の罰則強化とともに改正内容のポイントを紹介しており、同課は「県民の利便性が向上した。運転免許証の記載事項などで悩んでいる人もいたので、ぜひ利用してほしい」としている。


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