今なお広範囲で停電や断水が続く安房地域に16日、大雨が降りしきった。非情の雨だ。水浸しになった住宅は数多く、「これ以上はもう限界」と嘆く住民も。住民の不安は募るばかりだが、一方で、被災地には若い世代を中心にボランティアが続々と集まり、一歩一歩、復興の足音も聞こえてきた。台風15号から1週間。記者が現場を歩いた。
(館山・鴨川支局 飽本瑛大、勝浦支局 廣田和広)
屋根にブルーシートをかぶせた家が数多く並ぶ安房地域を再び襲った豪雨。南房総市内ではどしゃ降りの中、屋根の修復作業や倒壊した電柱の撤去作業に汗を流す人々の姿があった。
「家が小刻みにギシギシと揺れ、まずいなあと。屋根があるだけ助かった」。今回の台風で大きな被害を受けた鋸南町岩井袋で長年暮らしている小川昇さん(64)は、台風が通過した日の悪夢が脳裏から消えない。
小川さんは台風15号で自宅が大きな被害を受けた。9日午前2時ごろから経験したことのない暴風が家を襲い、半分ほどの瓦が一瞬にして吹き飛んだ。雨漏...
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