【台風15号】千葉市で57・5メートル暴風 県内観測史上最大

2階建て建物の屋上にあった物置が崩れ落ち、電柱も折れた。強風の影響とみられ、周囲は通行止めとなった=9日午前9時15分ごろ、千葉市稲毛区作草部
2階建て建物の屋上にあった物置が崩れ落ち、電柱も折れた。強風の影響とみられ、周囲は通行止めとなった=9日午前9時15分ごろ、千葉市稲毛区作草部

 激しい風雨を伴った台風15号は9日午前5時ごろ、強い勢力を保ったまま千葉市付近に上陸し、千葉県内の広範囲を暴風域に巻き込みながら北東方面へと縦断した。

 銚子地方気象台によると、千葉市中央区で同日午前4時28分に最大瞬間風速57・5メートルを観測。県内での最大瞬間風速の観測史上最大を更新した。木更津市での49・0メートル(同日午前2時48分)と館山市での48・8メートル(同2時31分)も、両地点として観測史上1位。記録的な暴風となり、県内各地で倒壊や吹き飛ばされる被害が続出した。農業用ハウスや収穫前の梨などにも被害が出ているもようだ。

 これまでの県内1位の最大瞬間風速は、2002年10月の台風21号の際に銚子市で観測した52・2メートル。今回、千葉市で観測した57・5メートルは時速換算だと新幹線並みの207キロとなる。

 降雨量も、君津市坂畑で8日午前10時~9日午前11時に237・5ミリ、市原市牛久でも同時間帯に221・5ミリとなり、県中央部を中心に猛烈な雨となった。

 台風15号通過後の9日の県内は気温が急上昇。横芝光町で午後1時すぎに35・4度の猛暑日に達した。

 県内への台風上陸は、16年8月22日に台風9号が館山市付近に上陸して以来。昨年9月30日~10月1日の台風24号は県内付近を通過していた。


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