チバニアン3次審査へ 国際学会に申請書

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 市原市田淵の地磁気逆転地層に基づいて、地球史のうち77万4千~12万6千年前を「チバニアン(千葉時代)」と命名することを目指す、茨城大や国立極地研究所(東京)などの研究チームは19日、国際学会での3次審査に向けた申請書を提出したと発表した。審査は4次まで。

 チバニアンの名称がふさわしいことを示す同地層を、研究者が自由に立ち入って調査研究できると保証することがポイント。市原市が6月、学術調査の妨害を禁じる条例案を公表し、大きく前進した。

 これを巡っては、命名に反対する地質学者が地層周辺の一部に10年間の土地賃借権を設定。自由な立ち入りが制限される恐れが出ていた。

 今回、研究チームは、市原市から「9月の条例制定を目指して手続きを進めている」との書面を寄せてもらい、申請書に添付した。

 市原市の小出譲治市長は「市の取り組みが大きな後押しとなり、前へ進むのであれば市として大変喜ばしい。地球規模の地質年代区分境界としての認定に向け、期待を込めて見守りたい」とコメントした。