高級外車に「NO」 議会「違法な支出」懸念 市長「計画通り進める」 市川

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 米・電気自動車大手テスラの公用車導入を巡り、市川市の6月定例議会は最終日の27日、見直しを求める発議案を21対20の1票差で可決した。法的拘束力はなく、村越祐民市長は議場で「計画通り粛々と進めていく」と“宣言”した。

 同市は、市長と副市長の公用車について、リースでテスラのセダンとSUV(スポーツ多目的車)の導入を計画。SUV「モデルX」は6月に入札があり、7月からの8年契約でリース料は現在の国産車の2倍超の月額13万2千円(税別)となった。セダンは9月ごろにリース契約する予定。

 発議では、市民や市議会に対して十分な説明がないまま外国製高級車両を導入することへの疑問や住民訴訟などに発展した場合、「違法な支出」と認定されることへの懸念を主張。公用車として採用することの見直しを求めた。

 採決は市長与党とみられた会派が賛成に回ったり、保守系市議でも判断が割れたりして僅差での決着となった。

 村越市長は閉会前に発言を求め「議会の意見を重く受け止めたい」と前置きしつつ「市政方針に基づく適正な予算の執行と考えており、計画通り粛々と進めていく」と言及。車両の効果などに関してさまざまな機会を通じて市民に説明していくとした。