「脅され500万円渡した」 現金受け取った次男 松戸JA着服

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 女が勤務先のJAとうかつ中央(松戸市上本郷)の松戸南支店から現金を着服したとされる事件で、盗んだ金と知りながら現金1400万円を受け取ったとして組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の罪に問われた女の次男、西弘樹被告(22)=同市六高台5=は20日、地裁松戸支部(幅田勝行裁判官)で開かれた被告人質問で「500万円は脅された相手に渡した。残りは脅された現実から逃げるため飲み代やキャバクラ、ギャンブルなどに使った」と述べた。

 大学の論文作成費用や就職先の開発費の名目で、母親で同支店係長だった松永かおり被告(54)=窃盗の罪で公判中、懲戒解雇=に金銭を要求したと説明。実際は遊興費などに使っていたが、「友人の知人宅に行った際に、その中の一人が違法薬物のようなものを吸っていた。一緒にいたところを撮られ、ばらすと脅されて金が必要だった。(脅された相手に)渡した割合の方が多かった」と話した。

 これまでの公判で、松永被告から現金を受け取ったことは認めた一方で、盗んだ金とする確実な認識はなかったとして起訴内容を一部否認。被告人質問でも「(母親が)JAで何かしているとは思ったが、具体的には分からなかった」とした。