“厳戒”新年会シーズン 飲酒運転取り締まり強化 死亡事故多発受け千葉県警 1月20日まで

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飲酒検問をする千葉中央署員ら=10日深夜、千葉市中央区
飲酒検問をする千葉中央署員ら=10日深夜、千葉市中央区

 昨年から飲酒運転による死亡事故が多発する深刻な状況を受け、千葉県警は20日まで、飲酒運転の取り締まりを強化している。今月は15日までに人身交通事故が件数、負傷者数とも前年同期比を上回り、すでに飲酒運転の疑いがある死亡事故が2件発生。県警は新年会シーズンと重なる取り締まり強化期間に、各警察署と連携し、集中的な検問で飲酒運転の撲滅を図る。

 県警交通総務課によると、昨年11月末現在で飲酒事故は173件発生し、8人が犠牲になった。飲酒運転が死亡事故につながる確率は通常の人身事故の4・6倍となり、重大な結果を招いている。

 今年に入っても交通事故による被害は深刻な状況だ。県警がホームページ上で公表している「最新交通事故発生状況」によると、人身事故は590件発生(76件増)し、負傷者は前年同期比を128人上回る724人となっている。

 死亡事故はすでに6件発生。うち2件は浦安市の国道357号でオートバイの男子大学生(18)が軽ワゴン車に、翌日には多古町の町道で歩いていた女性(77)が軽乗用車にはねられて死亡した。いずれも車の男は、飲酒した上でひき逃げした疑いが持たれている(いずれも15日現在の速報値)。

 新年会などで飲酒の機会が増える時期に合わせ、県警は主要道路や裏道などあらゆる道路で検問を実施。高速道路の出入り口でも目を光らせ、飲酒運転と知りながら車や酒を提供した人や店、同乗者の摘発も強化する。

 千葉市中央区の繁華街では10日夜、約2時間にわたって千葉中央署員ら約20人で検問。車を一台一台止めてドライバーの飲酒の有無を確認した。同課は「飲酒運転は死亡事故に直結しかねない悪質な行為。厳しい姿勢で臨む」としている。