セクハラ千葉県職員停職 部下2人の手、何度も触る

  • LINEで送る

 勤務先で不必要に手を触るなどのセクハラ行為を部下の女性2人に繰り返したとして、千葉県は9日、総務部出先機関の男性副主幹(63)を停職1カ月の懲戒処分にした。県によると、副主幹は聞き取りに「親しみや好意を抱いて触ったが、嫌がられていることに気付かなかった」と話し、退職の意向を示した。被害に遭った部下の1人は体調を崩し、職場復帰できていない。

 県総務課によると、副主幹は今年5月上旬から6月上旬にかけて業務書類を受け渡す際、40代の女性職員の手を包み込むように触る行為を繰り返した。この結果、女性職員は6月中旬から出勤できなくなった。

 同月中に女性職員の家族から県のセクハラ相談窓口に通報があり、調査を開始。女性職員は少なくとも30~50回は触られたと話し、副主幹も認めた。

 他の職員への聞き取り調査で、副主幹は2016年4月からの2年間に、別の女性職員1人に対しても、手を同様の方法で何度も触り、尻を1回触っていたことが判明した。

 県総務課は「公務員倫理が厳しく問われる中、このような不祥事を起こし、深くおわびする」と陳謝。ハラスメント(嫌がらせ)行為をしない意識の徹底を図り、再発防止に取り組むという。

 副主幹は県を定年退職後の16年4月から再任用で勤務。40代職員へのセクハラ行為発覚直後に別の出先機関に異動となっていたという。同課は「調査に時間がかかり、懲戒処分がこの時期になった」と説明した。