架空請求に新手口 朱印「重要」の封筒送付 千葉県警、警戒呼び掛け 

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県内の住民に送られた架空請求の封書と同封された文書(千葉県警提供)
県内の住民に送られた架空請求の封書と同封された文書(千葉県警提供)

 架空請求の手口が巧妙化しているとして、千葉県警は新たな手口を紹介し、警戒を呼び掛けている。県警によると、巧妙化した新しい手口は、“封筒送り付け”方式で、公的機関が使うような「重要」という朱印が押された封筒を採用しているのが特徴。信ぴょう性を高めるように、公的機関のような「国民訴訟通達センター」を名乗るが、実際には存在しない組織。文面では、身に覚えのない「『消費料金』の契約不履行」を持ち出し、訴訟をちらつかせて動揺を誘い、所定の電話番号に連絡するよう誘導している。

 県警によると、封入された文書には「総合消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」などと記載。取り下げ期間までに連絡しないと給料の差し押さえを行うと警告している。

 これまでも同様の文面は、はがきで送られるケースが多発していたが、受け取った人が公的機関からの正式な文書と思い込むように、封筒に“格上げ”した。

 同様の封筒は、浦安署や流山署など県警に少なくとも6件、県消費者センターに2件の相談が寄せられているという。

 封筒には「重要」と朱印が押され、宛名が記載されているのみ。送り主の名前は書かれていない。封筒は横型の窓付きで、左上に消印が押された82円切手が貼られていた。

 県警によると、文面の内容ははがきの架空請求とほぼ同一。封筒を使った新たな方法で送付する詐欺グループが出てきた可能性があるとみて、だまされないよう呼び掛けている。