総武線快速に新型車両 JR東 20年度から順次 液晶案内、防犯カメラ採用

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総武線快速に導入が決まった「E235系」と同じ山手線の新型車両=8月(共同)
総武線快速に導入が決まった「E235系」と同じ山手線の新型車両=8月(共同)
2020年度からJR総武線快速に導入される新型車両に装備されるドア上部案内画面と防犯カメラのイメージ(JR東日本提供)
2020年度からJR総武線快速に導入される新型車両に装備されるドア上部案内画面と防犯カメラのイメージ(JR東日本提供)

 JR東日本は2020年度から、総武線快速に新型車両を導入する。山手線での入れ替えが進む新型車両「E235系」の運用を首都圏の中距離電車にも広げる取り組みの一環で、大量投入することで車両の生産と整備といったコストの低減を目指す。

 横須賀線に乗り入れる総武線快速は、東京を経由して千葉県と神奈川県を結ぶ。内・外房線や成田線など県内各線と直通しており、都内方面への通勤の重要な足として位置付けられる。

 車内に液晶画面を多く用いて乗客の快適性を高めたE235系は次世代の標準型車両とされ、総武線快速では745両を新造し、導入から20年以上がたち老朽化した現行車両と入れ替える。

 新型車両は軽量ステンレス製で、4人掛けクロスシート(通称ボックス席)を廃止し、グリーン車を除きすべてロングシートになる。

 ドア上部に21インチ画面や防犯カメラを設置し、空気清浄機も完備。2階建てグリーン車は各座席に電源コンセントを備え、公衆無線LAN「Wi-Fi」を無料で利用できるようにする。

 また、停電などの非常時に電力を供給し、最寄り駅まで走れるように非常用電源装置を搭載する。

 E235系は昨年から山手線で本格的に営業運転を開始。軽量のステンレス製車体で省エネルギー化と環境負荷削減を進め、車内は液晶画面でニュースやスポーツの試合結果などを閲覧でき、発光ダイオード(LED)照明を採用したのが特長。

 同社は東京都内と静岡県東部を結ぶ東海道線、埼玉県や群馬、栃木各県とつなぐ高崎線、東北線などにも順次投入する方針。