「セクハラ受けた」 児童生徒308人、教職員98人 17年度、千葉県教委調査

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 千葉県教委は6日、県内公立学校(小中高校、特別支援学校)の児童・生徒と教職員を対象に2017年度の校内でのセクシュアルハラスメント(セクハラ)の実態を調査した結果、児童・生徒308人、教職員98人が「セクハラを受けた」と答えたと公表した。追跡調査も行い、「教員が処分対象になるような重大な事案はなかった」としたが、セクハラが社会問題化する状況を重視し、生徒らが不快に感じた具体例を各校に通知したり相談窓口を周知したりし、被害の防止に努める。

 調査は昨年12月~今年1月にアンケート方式で実施。児童・生徒47万3161人(別途調査している千葉市立学校、各市立高校は対象外)、教職員1万1522人(県立高校・特別支援学校)から回答を得た。

 児童・生徒のうち、教職員からセクハラを受けたと回答したのは308人(0・1%)。前年調査の340人から人数は減少したが、割合は横ばいだった。

 受けたセクハラの内容は「性的な話や冗談を言われた」「みんなの前で容姿を話題にされた」のほか、「男のくせに、女のくせになどと言われた」との回答が目立った。具体的には「話しているときに近すぎたり、手を触られたりして不快」「授業中に性的な単語を言わされた」「先生が生徒の下着の話をする」などが挙がった。

 一方、教職員は98人(0・9%)がセクハラを受けたと回答。前年調査の75人(0・6%)から人数、割合とも増加した。

 内容は「容姿や年齢、結婚、妊娠などを話題にされ不快だった」が最も多く、「性的な話や冗談、メールなど」「必要もなく体に触られた」などが続いた。生徒からセクハラを受けたケースもあるという。

 県教委教職員課は調査結果について「まだまだ多い。ゼロに近づけたい」と受け止め。各校の養護教諭や女性教諭が務めるセクハラ相談員や、校外の相談窓口「県子どもと親のサポートセンター」の利用を呼び掛けるという。