「叫ばれたので刺した」 少年2人を家裁送致 茂原の女性強殺

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 茂原市東茂原の椎野芳子さん(85)が自宅で殺害された事件で、逮捕された17~18歳の少年3人の一部が「叫ばれたので、首を絞めてナイフで刺した」と供述していることが20日、捜査関係者への取材で分かった。千葉地検は同日、先に逮捕された茂原市の自称土木作業員の少年(18)と住所不詳の無職少年(17)を強盗殺人と住居侵入の疑いで千葉家裁に送致。成人と同じ手続きを求める「刑事処分相当」の意見を付けたとみられる。

 家裁は少年2人を調査する2週間の観護措置を決定。その後、非公開の審判で処分を決める。刑事処分相当と判断されて検察官送致(逆送)され、強盗殺人罪などで起訴されると、裁判員裁判で審理されることになる。後から逮捕された少年(18)も勾留期限の23日に家裁送致される見通し。

 捜査関係者によると、遺体には抵抗した跡がなく、茂原署捜査本部は椎野さん方に侵入した3人が、見つかって大声を出され、すぐに押さえ付けて殺害したとみている。「高齢者の1人暮らしと知っていた」との供述もあり、下見していたとみて裏付けを進める。

 椎野さんは事件前に「自宅から物がなくなった」と同署に相談。周辺では他にも窃盗や侵入被害が相次いでおり、県警は3人の関与などを調べている。

 捜査本部は、2月25日夕から26日朝までに強盗目的で侵入し、椎野さんを殺害した疑いで、家裁送致された2人を同28日に逮捕。残る少年1人も3月2日に逮捕した。椎野さんは同居の長女が入院したため1人で生活し、侵入時は就寝中だったとみられる。

 遺体の首には供述通り、圧迫痕と刃物で切られたような傷があった。遺体の近くには血の付いたナイフがあった。