患者搬送中に接触事故 救急隊長ら処分 四街道市消防本部

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 佐倉市内で今月25日、四街道市消防本部の機関員の男性消防士長(37)が運転する救急車が患者搬送中に接触事故を起こしていたことが29日、同消防本部への取材で分かった。同消防本部は28日、安全管理規定に違反したとして、救急隊長として助手席に乗っていた男性司令補(48)と消防士長の2人を訓告、四街道消防署長(58)と同副署長(56)も口頭注意処分とした。訓告は懲戒処分にあたらないため、同消防本部は処分を公表していない。

 同消防本部によると、2人は今月25日午前1時15分ごろ、119番通報を受け佐倉市内の男性患者(44)を同市江原台の聖隷佐倉市民病院に搬送中、救急車を街路灯や道路縁石に接触させた。車両後部には男性患者のほか別の救急隊員が乗っていたが、事故によるけが人はなかった。救急車は事故処理の対応のため1人を残して同病院に向かい、約5分の遅延が生じたという。

 同消防本部の聴取に対し、消防士長は「ハンドル操作を誤った」と話している。同消防本部では28日付で消防士長の機関員の辞令を解いたほか、司令補には隊長職にはあたらせないよう通告した。

 橋本政美消防長は「市民の安全と安心を守るための救急車が交通事故を起こしてしまい申し訳ない。今後は職員一丸となり再発防止に努める」とコメントしている。

 同消防本部では昨年9月にも、同市内で患者搬送中の救急車がトラックのドアミラーに接触する事故を起こしている。