鉄やアルミ廃材燃える 黒煙立ち込め、鎮火に数日 船橋・スクラップ工場

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「アラエ商会」のスクラップ廃材置き場で火災が発生し、激しい炎と共に立ち込める黒煙=18日午前9時40分ごろ、船橋市潮見町2
「アラエ商会」のスクラップ廃材置き場で火災が発生し、激しい炎と共に立ち込める黒煙=18日午前9時40分ごろ、船橋市潮見町2

 18日午前4時40分ごろ、船橋市潮見町の鉄類卸売・リサイクル業「アラエ商会船橋営業所」の廃材置き場付近を通行していた男性から「スクラップ工場が燃えている」と110番通報があった。

 船橋署によると、同営業所の鉄やアルミなど鉄類の廃材が燃え、消防が消火活動に当たった。廃材置き場には全体で約2万5千トンの鉄類がおよそ三つの山に分け積まれ、そのうちの一つ約3500トンの一部が燃えた。けが人はなく、有害物質は確認されていない。

 市消防局は午前4時50分に出動し、消防車13台が現場に急行してはしご車などを使って消火活動。また、廃材置き場からは延焼を防ごうと鉄類を運び出すトラックが現場を出入りした。市消防局は「鎮火まで数日かかるとの見通しもある」としている。

 現場は東京湾に臨む工場や倉庫が並ぶ地域。真っ赤な炎が上がり、黒煙が立ち込めた。午前6時ごろ同市内の自宅から黒煙に気付いた60代の無職男性は「なぜ火が出たのか。近くに民家がないのは幸い」と心配そうに煙を見つめた。

 近くの工場で働く50代男性は「火災現場から廃材を運び出す応援に来た。早朝から燃えていると聞いたが、消火にはまだ時間がかかりそうだ」と話した。工場前道路の一部を管轄する県葛南港湾事務所の男性職員も現場を確認。「路面への影響はなさそうだが、消火に伴う油類が海に流出しないか注視する」と周辺を警戒した。

 アラエ商会東京本社は千葉日報社の取材に「(廃材置き場では)鉄類を保管している。(18日昼時点で)鎮火していないが、船橋営業所と連絡が取れず詳しい状況は分からない」と出火原因は不明とした。

◆市原で異臭発生 外出控えるよう呼び掛け

 火災の影響とみられる異臭が市原市内の海沿いの地区で発生し、同市は情報配信メールなどで外出を控えるなど注意を呼び掛けた。

 同市によると異臭は、五井・姉崎地区を中心に発生。風向きが北西系のため、火災の臭気が運ばれたとみている。市内測定局では、有害物質の測定をしているが午後2時現在、異常を示すデータは見られないという。

 市は臭気が強い刺激臭のため窓を閉め、外出を控えるなどの対策を呼び掛けた。