看護師が自治会費103万円横領 麻酔薬窃盗も、懲免に 小見川総合病院

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自治会費103万円を横領などしたとして懲戒免職処分となった看護師男性が勤務していた小見川総合病院=12日、香取市南原地新田
自治会費103万円を横領などしたとして懲戒免職処分となった看護師男性が勤務していた小見川総合病院=12日、香取市南原地新田

 香取市東庄町病院組合(組合長・宇井成一市長)は12日、国保小見川総合病院(同市南原地新田、寺本修院長)の看護部自治会費約103万円を横領などしたとして、手術科の看護師男性(41)=茨城県神栖市=を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。

 病院組合によると、男性は4~8月、自身が会計を担当する自治会費から計103万円を10回にわたり引き出した他、勤務休日だった10月25日に病院の手術室に「忘れ物を取りに来た」と鍵を開けて入り、保管していた麻酔導入薬と注射針(計2千円相当)を盗み、使用したという。

 男性が26日に出勤しないのを不審に思い、病院側が、男性の管理する自治会費の預金通帳、キャッシュカード、現金出納簿などを調べたところ、いずれも無くなっており、銀行から計103万円が引き出されていたことが分かった。

 男性は26日から行方不明になっていたが、家族の捜索願を受けた茨城県警鹿嶋署が30日に神栖市内で無事保護した。男性に事情を聴くと使い込みや窃盗を認め、「自治会費はパチンコに使った。(行方不明の間は)毎日自殺する場所を探していた。通帳は神栖か、銚子の海に捨てた」などと話しているという。

 病院組合は、麻酔導入薬などの公物の持ち出しについては、盗難で香取署に被害届を提出したが、横領については、男性が全額弁済したため見送ったという。同病院の桐谷尚宏事務長(53)は「職員が、このような事態を起こして大変申し訳ない。綱紀粛正を徹底して、信頼回復に努めたい」とコメントした。