火災原因調査の手順確認 若手職員実習を初公開 千葉市消防学校

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 千葉市緑区平川町の同市消防学校で、県内各地の消防職員を対象に火災原因の調査方法を学ぶ研修が行われている。家具が入った模擬家屋を実際に燃やして、目撃者への聴取から詳細な現場の検分までの手順を確認。同市消防局は今回初めて、その実習の一部を報道陣に公開した。

 火災原因調査は消防法で消防局の責務と定められており、消防職員が消火活動とともに実施。特定された出火原因はデータとして収集され、火災予防啓発の資料として同市消防局がホームページなどで公開している。

 研修は職員の火元調査の能力向上のため、同市消防学校と県消防学校が年1回、合同で開催。今回は同市消防局など県内の消防本部から若手職員を中心に47人が7~21日の15日間の日程で参加し、出火元とみられる電化製品の鑑定や調査書類の作成など実務能力に磨きをかけている。

 公開された実習は、1人暮らしの木造平屋が全焼したと想定。職員らは住民役から家具の配置を聞き出した後、「家を出る前にたばこは吸ったか」「机の上に何か置いていたか」などと質問して出火前の状況を“復元”した。家の中では天井などから落下した灰をかき出しながら、布団や家具類の燃え具合を見極めて慎重に出火の場所や原因を特定していった。