元白井市長の専決違法 補助金支出めぐり地裁 北総線運賃問題

  • LINEで送る

「専決処分は違法」とする判決を受け、喜びに沸く原告団=22日午後、千葉市中央区の千葉地裁前
「専決処分は違法」とする判決を受け、喜びに沸く原告団=22日午後、千葉市中央区の千葉地裁前

 北総線運賃の値下げをめぐり、補助金の支出を決めた白井市の横山久雅子元市長の専決処分は違法として、市民13人が同市を相手取り、専決処分に基づく支出金の返還などを求めた訴訟の判決が22日、千葉地裁であり、多見谷寿郎裁判長は「成立する見込みがない中で予算案を提出し、議事の混乱による会期満了を利用して行った専決処分は違法」として、同市に対し、横山元市長に約2360万円を請求するよう命じた。北総鉄道に対する補助金の返還請求は棄却した。

 公判では専決処分の違法性などが争点となり、原告側は、横山元市長が9月議会最終日の午後に予算案を提出し、議決に至らなかったのは地方自治法の「議会において議決すべき事件を議決しないとき」に該当せず、「専決処分は同法の要件を欠く違法なもの」と主張していた。

 判決で多見谷裁判長は、横山元市長が9月議会終了後の臨時議会招集の要求に応じず、あえて専決処分したと指摘。総務省や県に適法性を確認したことは「元市長自身が許されないものと疑っていた証拠」として専決処分の違法性と横山元市長の損害賠償責任を認めた。