2023年1月17日 05:00 | 有料記事

ナラ枯れの被害にあった木。葉が茶色に変色している=千葉市美浜区の袖ケ浦第4緑地

カシノナガキクイムシの雄(左)と雌(県森林課提供)
虫が菌を媒介することによって広葉樹が枯れる樹木の伝染病「ナラ枯れ」被害が県内で拡大している。千葉市は本年度、市内の公園などでナラ枯れ被害木を約1300本確認。被害樹木は倒れる危険があるため、1億円以上をかけて約千本を伐採することを決めた。県も伐採を始めているが、拡大予防の“特効薬”がない上、国の補助事業も利用しづらく苦慮している。(報道部・佐藤楓)
ナラ枯れの原因となっているのはカシノナガキクイムシ。体長4~5ミリほどの甲虫で、6~9月ごろにコナラやクヌギ、マテバシイなど広葉樹の幹に約2ミリの穴を開けて産卵する。その際、樹木が虫に付着している「ナラ菌」に感染すると、木は十分な水分を根から吸い上げることができなくなり葉が茶色に変色、やがて枯れてしまう。
◆倒木の恐れ
千葉市公園管理課によると、近年、関東圏を中心にナラ枯れ被害が増加傾向。県内では2017年に鴨川市のマテバシイ林で初確認された。以降は主に県南部で発生していたが、徐々に県北部 ・・・
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