千葉県初のセーラー服は佐倉高女 日大・刑部芳則准教授「セーラー服の誕生」刊行 県内各校の制服事情も

自著「セーラー服の誕生 女子校制服の近代史」を手にする刑部芳則准教授=千葉市中央区
自著「セーラー服の誕生 女子校制服の近代史」を手にする刑部芳則准教授=千葉市中央区

 日本の女子中高生の制服にセーラー服が採用されてから100年。日本大学の刑部芳則准教授(44)は12月、日本におけるセーラー服の誕生から普及の歴史をたどった書籍「セーラー服の誕生 女子校制服の近代史」(法政大学出版局、3300円)を刊行した。刑部准教授は同書について「学術書と一般書のハーフのような構成」と解説。歴史学の研究手法に基づいて分析しつつ、読みやすい文体と豊富な資料画像、当時をイメージしたイラストを取り入れ「手に取りやすい」一冊と自負する。

 「中学生のとき、自分の学校はブレザーで、隣の学校は女子がセーラー服、男子が学ランだった。『なぜだろう』と」。中学1年生のときに抱いた疑問が、制服に関心を持ったきっかけだった。制服を研究対象としてから初めに着手したのは、かつて日本国家の官僚らが宮中の儀式などで着用していた「大礼服」。男性の洋装化の歴史をひもとき、研究が一段落したところで「セーラー服の起源」に関する論争が巻き起こった。

 事の発端は2007年の学生服販売会社による発表。以前は福岡県の福岡女学院が日本初のセーラー服採用校とされていたが、京都府の平安女学院が最初であるという情報が新聞で大々的に報じられた。しかし、前者 ・・・

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