干潟の生物オンライン観察 子どもの好奇心に応え ふなばし三番瀬学習館

三番瀬の干潟の生き物をオンライン生中継で紹介する学習館スタッフ=30日、船橋市
三番瀬の干潟の生き物をオンライン生中継で紹介する学習館スタッフ=30日、船橋市
姿を見せた干潟の生き物
姿を見せた干潟の生き物

 東京湾奥の「三番瀬」の自然を体感できる船橋市潮見町の「ふなばし三番瀬環境学習館」=新型コロナ対策で臨時休館中=が、オンラインの学習観察会を開いて発信を続けている。30日は、三番瀬の干潟の生き物を探す人気の観察会を、遠隔会議アプリでの生中継方式に切り替えて行った。長靴姿のスタッフがタブレット端末を駆使し、砂から姿を現す小さな生き物たちを次々と紹介。ズームアップ映像や質問コーナーも交え、家で過ごす子どもたちの好奇心に応えた。

 30日は、普段現地でガイド役を務めるスタッフ3人が、撮影機材を手にし、学習館に隣接する「ふなばし三番瀬海浜公園」の干潟へと移動。網などの道具は手押し車に乗せて運んだ。

 午前11時に生中継が始まると、画面の向こうの親子9組25人に「気温は10度ですが、風が強くて体感は5度。冬にどんな生き物がいるのか探してみましょう」と呼び掛け、早速、波打ち際に開いた穴へとクローズアップ。専用ポンプを使い、穴に生息する「ニホンスナモグリ」を紹介するなど、1時間にわたって臨場感たっぷりに進行した。

 穴の中の固さで、隠れている生き物が推測できることを説明。生態や珍しさを尋ねる子どもたちの質問にも答えた。「アナジャコ」の巣穴を借りる「クボミテッポウエビ」や二枚貝の「シオフキ」も登場した。

 同館の小沢鷹弥さん(36)は「学習館の役割としてできることを考えた。干潟の魅力の発信を続け、コロナ禍が明けたら、実際に行きたいと思ってほしい」と期待。野鳥観察や調理実験にもオンライン方式を取り入れており、遠方から参加できたり、家庭学習に結びつく利点も感じるという。

 オンライン学習観察会は2、3月も実施する。ホームページから申し込む。


  • LINEで送る