“巨大スイカ” 解体進む 配管整備で役目終え 富里のガスタンク

解体前のガスタンクには巨大な胴体に富里市特産のスイカの模様が描かれていた=富里市中沢(東京ガスエンジニアリングソリューションズ提供)
解体前のガスタンクには巨大な胴体に富里市特産のスイカの模様が描かれていた=富里市中沢(東京ガスエンジニアリングソリューションズ提供)
ガスタンクの頂上付近では、リンゴの皮をむくようにらせん状に焼き切る作業が進められている
ガスタンクの頂上付近では、リンゴの皮をむくようにらせん状に焼き切る作業が進められている
ガスタンクは火災を防ぐ防炎シートに覆われ、クレーンでつり上げられたゴンドラから胴体を切断する作業が行われた
ガスタンクは火災を防ぐ防炎シートに覆われ、クレーンでつり上げられたゴンドラから胴体を切断する作業が行われた

 富里市特産のスイカが描かれ地域のシンボルとして親しまれてきたガスタンクが解体されることになり、撤去作業が進んでいる。供給エリア一帯にガス管が整備されたことで役目を終えた“巨大スイカ”は、リンゴの皮をむくようにらせん状に焼き切られ、3月上旬には取り壊しが完了する。

 東京ガスによると、スイカ模様のガスタンクは2000年6月、同市中沢の小高い丘に旧千葉ガスが1年かけて建設した。直径34メートルの球形で、支柱も含めた全体の高さは37メートル。容量は2万218立方メートルで、約6千世帯の1カ月分の都市ガスを供給してきた。

 千葉県はスイカの収穫量が全国2位で富里市は有数の産地であることから、地域に親しんでもらえるように、外装には緑色の下地に黒の縦線を10本入れてスイカ柄に塗装した。

 遠くから見ると、森から頭を出しているような“巨大スイカ”は、富里スイカのPRにも貢献してきたが、供給世帯にガスを届ける導管の整備が進んだ結果、ガスを貯蔵するタンクが不要になり取り壊されることになった。

 撤去作業は昨年11月中旬にスタート。ガスタンクは火災を防ぐ防炎シートに覆われ、厚さ約3・6センチのタンクの鋼板を、リンゴの皮をむくようにガス切断器でらせん状に焼き切っていく作業が進んでいる。頂上付近の切断は、クレーンで作業用のゴンドラをつり下げて行われる。今年3月上旬には解体を終える予定。跡地利用は未定という。

 富里市は、市内のドローンクラブが撮影した今回の解体工事の模様を市の公式ユーチューブで公開することにしている。


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