休校明け楽しく学びを 10市町小学生へ富士山消しゴム 千葉工業大

千葉工大が寄贈した富士山消しゴム
千葉工大が寄贈した富士山消しゴム

 新型コロナウイルス感染拡大で長期の休校が続いていた児童に前向きな気持ちで小学校に通ってもらおうと、千葉工業大(習志野市、瀬戸熊修理事長)は、会員制交流サイト(SNS)などで話題の文房具「富士山消しゴム」(縦4・5センチ、横2・5センチ)を県内10市町に寄贈した。全児童に1個ずつ配られる。同大の担当者は「再開した学校で楽しく勉強してほしい」と話している。

 消しゴムは白と青の色の違う2層構造になっていて、字を消して角が取れると、雪をかぶった富士山の形になっていく。同大大学院デザイン科学専攻修士課程を修了した本木礼夫冴さんが開発。消費者が選ぶ文房具コンテストで今年の大賞を受賞したという。

 八街市で行われた寄贈式では、小学生約2700人に配るため用意した約3千個を北村新司市長へ手渡した。同大研究支援部の宮沢英徳産官学融合課長は「新型コロナの影響で大変な思いをした小学生に消しゴムを使ってもらい、楽しく学んで勉強を好きになってもらいたい」と話した。

 同市の小学校は先月25日から分散登校を行い、今月1日に午前中のみ授業を再開。市教委の担当者は「勉強意欲の一つのモチベーションになる。ぜひ有効に活用したい」と感謝した。

 九十九里町には600個を寄贈。藤代賢司教育長は「町の子どもたちのため、ありがたく活用させていただく」と喜んだ。

 同大によると、包括的な連携協定の締結や締結を予定する県内自治体のうち、昨年秋の台風や豪雨で大きな被害を受けた10市町へ計1万3200個を贈る。


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