2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

勇気与える遠隔演奏 HPに動画、続編ダンスも 市船橋高吹奏楽部

市立船橋高校吹奏楽部の3年生部員が演奏・映像編集し、同校ホームページで公開している動画の画面
市立船橋高校吹奏楽部の3年生部員が演奏・映像編集し、同校ホームページで公開している動画の画面

 千葉県内トップレベルの演奏技術を誇る市立船橋高校吹奏楽部の3年生部員58人が、新型コロナウイルス感染拡大により合同練習ができない中、個人で演奏・撮影した映像をつないで編集し、同校ホームページ(HP)で動画を公開している。“テレワーク”による部員の手作りで、閲覧者からは「勇気をもらえた」「元気が出た」などの反響が寄せられているという。

 同校吹奏楽部は、吹奏楽コンクールなど全国大会の常連。強豪のサッカー部や野球部の応援でも存在感を発揮し、スタンドから質の高い演奏で選手を盛り立てている。

 毎年春は卒業生を送り出し、新入生を迎え入れるはずだったが、新型コロナの影響で3月上旬から臨時休校に。4月も緊急事態宣言により休校が続き、合同練習ができない日は続く。

 同部顧問の高橋健一教諭が「部員たちに何とかしてあげたい」とアイデアを探っていたところ、インターネット上に新日本フィルハーモニー交響楽団が公開した「テレワークオーケストラ」を見つけた。部員に「できるか」と提案すると、快諾。3年生部員58人で動画作成することが決まった。

 曲は部員同士で「ひみつのアッコちゃん」「市船カモン」「市船SOUL(ソウル)」の3曲を選んだ。トランペットやトロンボーンなどの楽器をそれぞれ自宅で演奏し、スマートフォンで撮影。映像編集を担当する部員にデータを送った。

 画面は演奏する姿などをパッチワークのようにつなぎ合わせて構成。作品の最後に「離れていても 心はひとつ 顔晴(がんば)ろう市船!」のメッセージを表示し、口々に「顔晴ろう!」と呼び掛け、2分7秒の作品に仕上げた。4月下旬に同校HPや動画投稿サイト「YouTube」で公開すると、閲覧者から「元気が出た」と感動コメントが寄せられたという。

 高橋顧問は「完成作品を見た時には『よくできた』と驚いた。ただ、リズムやテンポなどクオリティーはもっと上がるはず」と評価しつつ、課題を指摘。第2弾として吹奏楽部の演奏に合わせたダンス部の踊りの動画を公開し、第3弾以降も合唱や卒業生らの演奏などを企画している。


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