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千葉パルコ跡にタワマン 23年3月完成目指す 中心市街地活性化へ

パルコ跡地に建設される複合ビルの完成イメージ図(新日本建設提供)
パルコ跡地に建設される複合ビルの完成イメージ図(新日本建設提供)

 2016年11月に閉店した千葉市中央区の千葉パルコ跡地で、複合ビルを建設する新日本建設(同市美浜区)などが26日、地鎮祭を行い、関係者が工事の安全を祈った。複合ビルは地上31階建て(高さ約100メートル)のタワーマンションで、1、2階に大型スーパーを誘致。隣接する予備校の土地も買い取り、賃貸マンションと若者向けの商業施設からなるビルを建設する。同社は地域に若者を呼び込み、中心市街地の活性化につなげたい考えだ。

 同社によると、パルコ跡地のビル(延べ面積約4万2千平方メートル)は4~31階が家族向けの分譲住宅(397戸)、1、2階が商業施設とする。3階の共用部分にはキッズルームやコミュニティースペースを設ける。まちづくりの一環として、講座の開催など公共利用ができるよう検討する。4月1日に着工し、23年3月末の完成を目指す。

 予備校の土地は中央公園前の交差点に面した角地で、同社は「まちの発展に最も重要な場所」と位置付け、今年2月に予備校側から土地と校舎を購入。校舎解体後に、地下1階、地上11階の複合ビル(同3700平方メートル)を建設する。

 地下1階~地上4階は複数の店舗が入る商業施設とし、ガラス張りの外観で通行人へのアピール効果を狙う。将来的にはパルコ跡地ビルの商業施設部分と連結させる計画だ。5~11階はワンルームなど若者向けの賃貸住宅(56戸)とする。着工時期は未定。

 再開発の面積は合計約4300平方メートル。総事業費は2棟合わせて約250億円を見込み、同社で過去最大規模になるビッグプロジェクトという。

 パルコ跡地は「千葉銀座商店街」の入り口にあり、撤退後、人の流れが減少。JR千葉駅ビル人気で中心市街地の空洞化が進む中、地元商工団体や商店街などが地域の活性化に有効な活用を要望していた。

 同社の金綱一男会長は「千葉市は他の政令都市と比べても、中心市街地の開発が遅れている」と指摘。「商業施設をつくるだけでなく、精度の高い住居空間と一体となることで大勢の人が住み、その場所で消費を行う“自立した経済活動”を実現したい。そんなまちづくりが今は必要だ」と趣旨を説明した。

 熊谷俊人千葉市長は26日の定例記者会見で「パルコ跡地は市民にとって特別な場所。長く明かりもともらない状況が続き、市民が中心市街地に実態以上のマイナス感情を抱く要因になってきた。複合ビルが中心市街地の活性化に資するとともに、常住人口の増加で商店街での消費が増えてほしい」と期待した。


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