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給食にXmasケーキ ひと足早いプレゼント センター破損の館山幼・小・中 【台風 被災地はいま】

千葉県学校給食会から提供されたケーキを頬張る児童=19日、館山市立館野小学校
千葉県学校給食会から提供されたケーキを頬張る児童=19日、館山市立館野小学校

 台風15号で学校給食センターが被災し、いまだ通常給食再開の見通しが立っていない館山市の子どもたちを励まそうと、千葉県学校給食会は市内の幼稚園や小中学校へクリスマスケーキを無償提供した。ひと足早いクリスマス気分をクラスの仲間と味わった児童たちに笑顔がこぼれた。

 同市では台風15号で給食センター調理場の屋根がはがれ、雨漏りが発生。衛生面が確保できないことなどからおかずの調理を中止しており、今も再開のめどは立っていない。

 市は9月27日からごはんや牛乳、ふりかけ類を中心とした「簡易給食」に切り替え、希望者に提供。11月から週に1回、カレーなどのレトルト食品を加え、今月からは同センター内の被害が小さい場所を活用し食品の温めができるようになった。民間企業などからの支援も増えつつあるが、児童の多くは弁当を持参して登校している。

 県学校給食会が無償提供したのは、包装にサンタのイラストなどがデザインされた「オムレットケーキ」約3600食分。19日には市内の小学校10校に配られ、児童は弁当や簡易給食と共に甘いケーキを頬張った。市立館野小6年の奥山拓帆君(12)は「とてもおいしく、楽しく食べた」とひと足早いクリスマスケーキに満面の笑み。

 同センターによると、1月からはイオングループから購入し、唐揚げとポテトサラダのセットを提供。2月以降も同グループや生活協同組合などの支援を受けながら、献立を組み立てていく方針だ。

 市は現在、来年9月の供用を目指して新しい給食センターの建設を始めており、担当者は「新しいセンターができるまでは食品会社などの継続的な支援を受けつつ、簡易給食を続けたい」としている。


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