「日本一の給食」PR 南房総市が生産者を招待

生徒が給食を食べる様子を見守る生産者ら=南房総市の千倉中学校
生徒が給食を食べる様子を見守る生産者ら=南房総市の千倉中学校

 「日本一おいしいご飯給食」を目指している南房総市の中学校で、市内生産者向けの「給食レストラン」が初めて開かれた。市が推進する食農教育への認知度を高め、より多くの市産食材を提供してもらう狙い。生産者らは給食を食べたり、生徒が実際に食べる様子を見学したりしながら取り組みへの理解を深めた。

 和食中心の献立を重視している市では、2011年4月から完全米飯給食に切り替え、保幼小中の子どもたちに市内産のコシヒカリを提供し続けている。野菜・芋類の地産地消率も約30%と高水準だが、食材を提供してくれる農家を増やし、より円滑に納入できる環境を整えようと同事業を始めた。

 同市立千倉中で開かれた給食レストランには、すでに食材を納入している生産者を含め5団体8人が参加。地場産食材を取り入れた給食の試食や給食センター担当者との情報交換などを通して関心を深めた。

 夫婦で農園を営む五十嵐早矢加さん(35)=同市白浜町=は「市の地産地消へのこだわりがよく分かった。ニラやビーツなどの農産物を納入していきたい」と話した。

 市は食の安全への取り組みを進めようと、9月から給食で使用するすべての米を低農薬の「オーガニック・エコ米」に切り替える方針を示している。市担当者は「日本一おいしい給食を目指し、市の食農教育に賛同してくれる人を増やしていきたい」と語った。


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