2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

いすみ市民ら落胆 知名度アップに貢献 梅宮さん死去

ムーミン列車の前で記念撮影に臨む梅宮辰夫さん(右から2人目)ら=2013年4月、大多喜町
ムーミン列車の前で記念撮影に臨む梅宮辰夫さん(右から2人目)ら=2013年4月、大多喜町

 81歳で亡くなった梅宮辰夫さんは、2013年に撮影したいすみ鉄道(大多喜町)を題材にしたNHKドラマ「菜の花ラインに乗りかえて」に出演し、地域の知名度アップに貢献していた。撮影に協力した市民は突然の訃報に肩を落とした。

 撮影当時、同鉄道社長としてロケに立ち会っていた鳥塚亮・えちごトキめき鉄道社長(59)は「優しく、紳士的な人柄だった」と振り返る。有名俳優が多数出演する中、ムードメーカーとして場を和ませていたという。ドラマでは地域の酒蔵や特売所もロケ地になっており、「地域を代表するドラマの立役者。放送後、全体的に客が増えた」と功績をたたえ、死を悼んだ。

 いすみ鉄道応援団の掛須保之団長(57)は、同鉄道が走るいすみ市内で営む旅館を楽屋として提供した。梅宮さんに名物のたこ飯を振る舞うと「うまい。どうやって調理するの?」などと気さくに話し掛けられたという。梅宮さんは昔、年末になると同市沖に正月用のタイを釣りに来ていたといい、掛須団長は「できればもう一度海に来て、たこ飯を食べてもらいたかった」と惜しんだ。

 同市の奥村雄司さん(47)はエキストラとして出演。撮影最後の日には梅宮さんが手掛けた漬物が関係者全員に贈られた。「銀幕のスターに気を使われ、ねぎらいの言葉も掛けられた」と感慨深く話し、「漬物の味が忘れられない」と寂しそうに話した。


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