自然体験施設2日開業 木更津・農業、食、アートも 台風被害で1カ月遅れ

ハーブや野菜、食用の花などを栽培し、さまざまな体験プログラムが用意された農場=31日、木更津市矢那
ハーブや野菜、食用の花などを栽培し、さまざまな体験プログラムが用意された農場=31日、木更津市矢那
チーズ作りや水牛の説明を受けながらのガイドツアーも行われる
チーズ作りや水牛の説明を受けながらのガイドツアーも行われる

 農業、食、アートの三つを軸にした自然との共生体験施設「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」が、木更津市矢那に2日オープンする。台風15号の被害で約1カ月遅れたが、ようやく本格稼働を迎え、消費や食の在り方を提案していくという。

 運営するのは、飲食店を経営する株式会社KURKKU(本社・東京都渋谷区、小林武史社長)。2010年に同市で「農業生産法人 耕す」を設立。有機野菜栽培と平飼い養鶏を続ける農場約30ヘクタールを整備した。

 収穫体験できる畑や酪農場、養鶏場、チーズ工場などからなり、レストランでは、採れたての食材を使った焼きたてパン、窯焼きピザを提供。市内で有害鳥獣として捕獲されたイノシシ、シカを活用したソーセージやハム、ベーコンなどの加工品も。また、新鮮な水牛のモッツァレラチーズを食べられるガイドツアーも行われる。

 場内には、草間弥生氏やカミーユ・アンロ氏ら国内外の作家の現代アート作品が随所に展示。太陽光発電、遊歩道を備えた森、ビオトープなど、農場全体を「サスティナブル(持続可能な)施設」として位置づける。

 当初10月5日第1期オープンの予定だったが、台風で養鶏場やビニールハウスなどの施設が損壊し、停電も11日間続くなど、開業がずれ込んだ。今後、場内の太陽光発電エネルギーを日常的に施設運営に使えるようにしたいという。

 音楽プロデューサーとしても有名な小林社長は「台風15号以降、この施設を見直すことに時間を当てた。よりサスティナビリティーということに思いを強くするプロジェクトに変わりつつある」と語った。

 営業時間は午前9時~午後5時。祝日以外の火、水曜定休。入場料は平日無料、休日は大人(中学生以上)千円、子ども500円、3歳以下無料。問い合わせは同施設(電話)0438(53)8776。


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